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オーストラリアでワーキングホリデーをしよう! 経験者による事前準備、必要なもの

みなさんこんにちは!MONONO AWAREです。

今回の記事では、オーストラリアで働くこと目的とした語学留学の方法をお教えしたいと思います

私は現在都内某大学の4年生です。3年次を休学という形で大学に在籍料(私の大学の場合半期3万円の年6万円でした。結構高い…)だけ払い、一年間学校を休み、オーストラリアへワーキングホリデービザで入国し、働きながら語学力を高めるために勉強をしていました。

パッと見、ものすごーくハードルが高そうですよね。

私も生まれて20年間実家暮らしで、海外での生活も経験がありませんでした。おそらく留学したい!と思いつつ、一歩踏み出せない方が多いと思います。

しかし、実際に生活してみるとこれがそんなに大変でもないのです。

私が出国前の準備期間や何となく留学したいなぁとか、ワーホリっていいなぁと思っていたもののよくわからなかったところで、実際に生活してみて解決したことなど記事にまとめていきます。

 

 

ワーキングホリデービザとは?

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ご存知の方も多いと思いますが、まず、働くことを目的とした留学方法に必要なビザのことをワーキングホリデービザといいます。このワーキングホリデーが取得できる国は

オーストラリア/イギリス/ドイツ/韓国/ポーランドオーストリアチェコアイスランド/カナダ/アイルランドデンマーク/台湾/ポルトガルハンガリー/アルゼンチン/ニュージーランド/フランス/ノルウェー/香港/スロバキア/スペイン/チリ

の22か国あります。

例えばイギリスの就労ビザ(ワーキングホリデービザ)を取得するには、年に2回ある抽選に応募して、当選する必要があります。*1

これは運要素が非常に強く、絶対に当選できる方法や、当選しやすくなるテクニックというものはありません。

なぜ、これほどに強調するかというと、ビザ取得の手助けをしてくれるエージェントによる、「絶対当選できるようにします」などという謳い文句での、仲介料を騙し取る詐欺があるからです。なのでイギリスの就労ビザ取得をお考えの方は要注意です。

はなしはそれましたが、イギリスのように抽選でビザが取得できる人が限られる国もあるなか、オーストラリアは応募すればもれなく、ほぼ誰でも取得可能なのです。ちなみにほぼと申しましたのは、前科がある場合審査に通らないことがあるからです。なので前科をお持ちでない方なら、だれでも取得可能です。

 

また、このほかに大学に通いながらや、一年を通して語学学校(カレッジといいます) に通う場合には学生ビザ(スチューデントビザ)という種類のビザを取得する必要があります。今回の記事のテーマは「働く」ことにあるので、「働く」という視点からみた場合、このビザは週20時間までしか就労できないという制限があります。ただ、オーストラリアには日本人も多く住んでいて、日本人の雇用元も非常にたくさんあります。違法にはなりますが、学生ビザで来ている日本人を週20時間以上働かせてくれるところもあるようです。

 

仕事の見つけ方やお金の扱い方等についても別の記事で。

 

ビザってどうやって取るの?

おそらくこの疑問が一番初めに出てくると思います。

しかし、これがそれほど難しくはないのです。以下手順を説明します。(英語の書類を読んで、英語で答えていく必要があります。)

  1. オーストラリア大使館のHPで申請事項を確認します。
  2. オーストラリア大使館HPから申請します。申請料は$440。必要なものは滞在期間を含む有効なパスポートとクレジットカードです。
  3. オーストラリア政府移民市民権省(DIAC)で審査されます。
  4. ビザ発給通知が申請時に指定した方法(Emailまたは郵送)で届きます。
  5. あとは入国するだけ!(電子上で許可されるビザなので、入国審査の際にパスポートを提示するだけでOKです!)

といった形になります。

ちなみに個人的に驚きだったのは5番のところです。そもそも初海外がこのオーストラリアでのワーキングホリデーだったのですが、ほとんどの工程が自動化されていて、パスポートを読み取り機に差し込み、顔認証で承認される仕組みだったり、入国の際の荷物検査がなかったりと思いのほかスムーズ且つ、不安もなく入国できました。

また、取得後一年以内に出国することが条件です。さもなければ無効になります。一度発行された場合、入国してもしなくてもビザを取得したことになるので、もし数年後に再度就労ビザを得たくても得ることができないので注意です。

 

また、この手続きを代行してくれるサービスもあります。


他にもあるのでチェックしてみてください。

また、このエージェンはビザ取得の代行をしてくれるのみならず、語学学校の手配やホームステイ先の手配をしてくれます。語学学校についてやホームステイ先についてはまた別の記事に掲載します。

 

ワーキングホリデーのルール

  1. 年齢制限があります。申請日に18歳以上で31歳になっていないこと。
  2. 滞在期間は12か月。
  3. 同一雇用先での就労期間は最大6か月。(これも場所によっては6か月以上働かせてくれるようです。)
  4. 扶養する子供が同行しないこと。
  5. 滞在費用として十分な資金を用意していること(約5000ドル)。

簡単にあげると以上になります。

また、オーストラリアにはセカンドワーキングホリデービザと言って、もう一年間就労可能になるビザを取得することもできます。

しかしそれには条件があって、政府が承認している提携先の地方の職場で、3か月間働く、ファームステイという条件をクリアしなければならないのです。

ただ、ファームステイのメリットは非常に大きく、宿泊施設、食事等がついた職場で、お給料も出るということで、しっかり貯金をすることもできるのです。

 

必要な初期費用は?

 

  • ビザの申請料。先ほど述べた通り申請料は440オーストラリアドルです。この記事を書いている10/12現在のレートは1ドル約80円です。つまり約35,200円ですね。もしもエージェントに頼む場合は、このほかに代理手数料などが必要です。

  • ホームステイの費用。相場は約10万円/月。お金に余裕があればいいですが、すこし高いです。もちろん家賃光熱費食費込みですが、人の家で気をつかうし食事が合わないなどいろいろ面倒なので私はひと月が限界でした。また、こちらもエージェントに一括で依頼することができます。ただ、費用が割高なうえ、通うことになっている語学学校や街の中心地から異常に離れたロケーションにホームステイ先を設定されることがあるようなので要注意です。自分で探すなら、https://www.homestaybay.com/jaがおすすめです。
  • 語学学校の授業料。私はシドニーにあるLangportsという語学学校に12週間通いました。ここはほかのシドニーにある語学学校の中でも少し授業料が高い学校でした。入学金240ドル(約19,200円)、2か月で約3,000ドル(約24万円)でした。
  • 航空券。航空券はLCCで何度か乗り継ぎすれば4万円台など格安で行けますが、かなり疲れます。直行便でも早めに抑えればカンタス航空というオーストラリアの大手キャリアで7万円ほどで行くことができます。
  • 滞在資金。先ほどワーキングホリデーのルールであげた滞在費用約5,000ドルですが、実際はそんなになくても困らないものです。すぐに働き始めれば10万~20万円とクレジットカードさえ持っていれば問題ありません。ただ、注意点として、現金は持っておきましょう。入国後銀行口座を開設するまで、現地でお金をつかえるのは現金またはクレジットカードのみになります。オーストラリアはカード社会ですので、ほとんどどこでもカード払いができますが、5ドル以下はカード払い不可など条件付きの場合があります。

 

以上まとめると、およそ50万円ほどになります。しかし心配ご無用。ワーキングホリデーでしっかり働いて一年間すごしていれば、それなりに遊びに行きつつ、元が取れるうえに旅行にも行くこともできます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

思ったよりハードルは高くないと思います。よく、「勇気が出ない」など言ってチャレンジすることを恐れてしまいがちです。しかし、本当にチャレンジに必要なのは、「勇気」ではなく、「情報」なのです。例えば、一口に「好きな子をデートに誘おう」と言われても、確かに「勇気」がいる問題ですよね。でも、デートに誘うくらいならその子が好きなモノやコト、性格と断られない誘い方など、「情報」を集めさえすれば一気に現実味が帯びてきて行ける!と確信を持てるはずです。

今回はまずワーキングホリデーというシステムの導入の部分で、具体的な生活面での話はしていませんので、まだまだ知りたい部分があると思います。

私自身が気になっていた部分で経験でわかったところをこれから随時あげていき、みなさんに有益な情報を提供していきたいと思います。コメントに知りたいことを寄せていただけるとなおありがたいです。

*1:最長2年間の滞在が可能。